市民ダイアログ(シンポジウム)

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)自動走行システムでは、自動運転に対する理解と関心を高めていく取組みとして、「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)自動走行システム市民ダイアログ(シンポジウム)」を開催しました。

  • ◆ テーマ

  • 「自動運転の安心・安全について」
    ~一緒に考えよう 未来社会の安心・安全~

1.開催趣旨

SIP自動走行システムでは、自動走行システムの普及に向けて直面する様々な課題を解決するために、5か年にわたり産学官が連携して取り組んできた研究の成果をご紹介するイベントを2月6、7日に同会場にて実施いたしました。
本シンポジウムは、SIP自動走行システム第一期のなかで、自動運転の安全に特化し、自動運転社会の実現に向け今後どれだけの安全性が期待できるのか、安全な交通社会の実現に向けた取組みについて市民の皆様に情報を共有し、更に市民の皆様から直接ご意見を伺う機会を得ることを目的とし開催いたしました。

2.観覧方法

◆ 事前登録制(応募多数の場合は抽選)
当日来場者数 167名

3.開催概要

◆ 日時 平成31年2月6日(水)17:30~19:30(受付開始17:00)

◆ 場所 東京・有明 TFTホール 300(東京都江東区有明3-4-10 TFTビル西館2F)
りんかい線 国際展示場駅 下車徒歩約5分
ゆりかもめ 国際展示場正門前 下車徒歩約1分

◆ 登壇者
SIP自動走行システム推進委員会
・プログラムディレクター 葛巻清吾
・サブ・プログラムディレクター 有本建男
・国土交通省 自動車局技術政策課自動運転戦略室長 平澤崇裕
・警察庁 交通局 交通企画課 自動運転企画室長 杉俊弘
・中京大学法務総合教育研究機構 専門教授 名古屋大学未来社会創造機構 客員教授、弁護士 中川由賀氏

◆ モデレーター
SIP自動走行システム推進委員会構成員 国際自動車ジャーナリスト 清水和夫

◆ 司会
SIP自動走行システム推進委員会構成員 モータージャーナリスト 岩貞るみこ

4.開催内容

・本シンポジウムは専門家による正確な情報提供の場を設けることで、市民の自動運転に対する不安を取り除き、正しい理解を深めることを意図し、自動運転の安心・安全について取り組む専門家がプレゼンテーション、及びパネルディスカッションを行い、「自動運転で交通社会はどこまで安全になるか」などに関して議論しました。

・シンポジウム後半にはご聴講頂きました皆様との質疑応答の時間を設け、各登壇者と意見交換を実施いたしました。皆様から「自動運転になることで免許、車検がどうなるのか」、「システムの瑕疵責任の所在」等に関し、多様なご質問・ご意見を頂き、自動運転の安全に関する市民の皆さまの関心の高さを改めて感じられるものとなりました。

5.関連資料

SIP-adusでの取組みについて

(SIP自動走行システム・プログラムディレクター 葛巻清吾)

自動運転の実現に向けた取り組みについて

(国土交通省 自動車局 技術政策課 自動運転戦略室長 平澤崇裕)

自動運転の実現に向けた警察の取組について

(警察庁 交通局交通企画課自動運転企画室長 杉俊弘)

自動運転をめぐる法的責任

(中京大学法務総合教育研究機構 専門教授 名古屋大学未来社会創造機構 客員教授、弁護士 中川由賀氏)

6.シンポジウムの様子

シンポジウムの様子1
シンポジウムの様子2