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C3c道の駅「赤来高原」を拠点とした長期実証実験の取組

道の駅「赤来高原」を拠点に、地域の子どもたちが誇れる町づくりと地域の運行主体で運営・展開できる持続可能な移動手段の確保を目指しています


道の駅「赤来高原」(島根県飯石郡飯南町)は、広島県側からの島根の玄関口として県内各地の観光情報を提供するとともに、地域の交流拠点として活用されています。
この地域の拠点となる道の駅を中心として、高齢者などの日常生活の移動手段の確保、既存公共交通との乗り継ぎの実現を目指し、有償ボランティアによる運行体制の確保等の実証を行う長期実証実験を行いました。
 

実施概要「道の駅 赤来高原」

道の駅赤来高原は、地元食材を使ったレストランや地域の特産品・手作り雑貨などを販売し、来訪者の玄関口となるとともに、地域住民の交流拠点として活用されています。
長期の実証実験では、高齢者の方々によるスーパーや金融機関利用等の日常生活の利用、道の駅やサロン等における交流活動等への移動、病院や診療所へ通院するための乗り継ぎ利用等に活用頂くことを目的としたルート(約2.7km)を設定し、実施しました。



ビジネスモデル検証


地元利用から観光客等の来訪者まで、様々な利用形態に対応した、利用しやすい料金体系を検証しました。特に地域の方々による多頻度利用を意識した定額制の有効性が確認されました。

多様な料金体系
1回乗車券

●料金:200円/回
●住民の試乗や今後の利用頻度が変わらない方に安心して乗ってもらうための通常料金
●期待効果:気軽に利用(体験)を促進
    利用の普及

定額制(サブスクリプション)
●料金:500円/月(乗り放題)
●通勤や業務、買い物などで赤名地区内を頻繁に移動する方への定額サービス
月10回乗れば50円/回となるお得な料金
●期待効果:安定した収入確保



技術的検証


国道の路側に、構造的に分離した自動運転車両の専用空間を設置など、交通量の多い道路空間における安全な運行を検証しました。




SIP自動運転は、引き続き人文・社会科学の視点も含む総合知をフル活用して、Society5.0の具現化として社会構造を変革する自動運転社会の実現と、その先にある一人ひとりの多様な幸せの実現に貢献していきたいと思います。

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