Zone A

協調領域の技術を共に磨く

B5 V2Xによる情報配信(V2I、V2N)の検証

【実験結果】

高度な自動運転・運転支援に向けて、V2X情報の有効性を確認するとともに、データ仕様の合意を得て、実用化に向け取り組むべき課題の明確化を行いました。

【技術開発/取組概要と成果】

V2I : Vehicle to Infrastructure インフラ設備からの情報配信

信号情報(V2I)
信号情報(V2I)
信号情報(V2I)
信号情報(V2I)
信号情報(V2I)
  • 自律型では信号認識困難な環境でも、信号情報(V2I)で灯色判断可能
  • 更に、残秒数情報を活用することでジレンマゾーンも回避
  • ISO TS19091に準拠した仕様で合意
ETCゲート通過支援情報
ETCゲート通過支援情報 ETCゲート通過支援情報
  • ETCゲート視認前に走行車線選択に有効
合流支援情報
合流支援情報 合流支援情報
  • 合流部手前から本線走行車両の把握に有効だが、精度等に課題あり
  • 課題解決に向け、シミュレーションにて研究開発継続中

V2N : Vehicle to Network 広域通信ネットワークからの情報配信

信号予定情報(V2N)
ダイナミックマップビューア信号予定情報特性 各交差点信号サイクル出力
  • V2Nにより信号情報を面的に把握可能
  • 予定情報の生成には課題あり
模擬緊急走行車両情報
ダイナミックマップビューア模擬緊急走行車両情報特性 評価用映像データ記録機器(ドラレコ画像)
  • 模擬緊急走行車両の接近を事前に把握して、退避に有効
車線別道路交通情報
ダイナミックマップビューア車線別道路交通情報特性 評価用映像データ記録機器(ドラレコ画像)
  • 車線別の道路交通情報は、走行計画に有効
降雨情報
ダイナミックマップビューア降雨情報特性 評価用映像データ記録機器(ドラレコ画像)
  • 広域の降雨情報、予測情報は、運行設計領域条件の判断に有効

V2N実証実験の成果

■広域公衆ネットワーク(V2N)により、PUSH/PULL配信を活用して広域での情報配信を実現
■一部課題は残るものの、将来の社会実装に向けたポテンシャルを確認
■社会実装に向け、データ収集・統合・配信に関するアーキテクチャ・機能配置をステークホルダー間で合意